直訳すると、「他の車」(Other:他の、Car:車)のこと。
湾岸マキシなどのレースゲーム、ドライブゲームにおいてコース上を走行するプレイヤー車以外の車のことを指す。*1
一般的に自動車メーカーは、「公道上では安全運転を」というポリシーのため、「公道上でレースをしているという設定」のゲームや、「公道を猛スピードで走行するような危険走行を意図的に行う」ゲームには許諾を出さない傾向が強い。そのため、「コース上に看板を設置」「公道を舞台としているがレースに参加する車しか走行しない」などのメーカーに対する配慮を行うことで、自動車メーカーからの許諾を得ている。
「バトルギア」シリーズ、「頭文字D ARCADE STAGE」シリーズは主に後者の方法で許諾を得ている。アザーカーを登場させないことで、「公道を封鎖したクローズドコースでレースを行っている」と解釈できるためである。また、「グランツーリスモ」シリーズは「正当なモータースポーツ」「公道セクションは、明確にクローズドなコースとして設定されている」という認識があるため、多くの自動車メーカーから許諾を得ている。
元気の「レーシングバトル -C1 GRAND PRIX-」も完全なクローズドサーキットと化したC1が収録されている為グランツーリスモシリーズ同様、後者の解釈となる。また、首都高バトルシリーズと同様のSPバトルではコース上のライバルカーがアザーカー代わりになっている。
しかし湾岸マキシでは、原作が「一般車両も走っている公道を時速300km以上の猛スピードで走行する」描写が当たり前のように出てくるため、仮にアザーカーを登場させなかった場合、一般車両が出ていないという点で不自然になってしまう。*2
かといってアザーカーを登場させた場合、自動車メーカー側のポリシーに反するものになるため、許諾を得る障害となってしまうのである。*3
ちなみに、実は湾岸シリーズでも「公道を封鎖したクローズドコースでレースを行っている」と解説をしている。「20XX年・・・」を参照。
特にホンダとアキュラ*4はこのアザーカーの扱いに厳しく、公道を舞台に、なおかつ一般車両がアザーカーとして登場するゲームに対しては、原則として車両の許諾を行っていない。*5*6
そのため湾岸マキシでは、原作に登場したホンダの車両が収録できず、他メーカーの車両に置き換える影響があった。影響を受けた車両は、
が該当する。これが関係しているかは不明だが、この2台が登場するエピソードは湾岸6稼動までは「3から3DX+まで」の収録となり「4」以降は収録されていなかった。
しかし、2012年に発売された「Forza Horizon」では、アザーカーが走行するオープンワールドを走行可能、同じくアザーカーが登場する公道レースイベントが存在するがホンダの車両が収録された。また2015年に発売された「Need For Speed(2015)」と2019年に発売した「Need For Speed Heat」では公道を違法走行する舞台にも関わらずホンダ及びアキュラが収録されたたのと、ドレスアップが可能のため、ホンダも少しずつ態度を軟化させてきていると見られていた。
そして、湾岸マキシにおいても2016年12月の「5DX+」で(ドレスアップパーツ装着不可能という制限つきではあるが)ようやくホンダの車両が収録されることになった。また2018年7月に稼動開始した「6」で「3DX+」までのストーリーが復活し、上記の2人の車も原作通りの車で登場することとなった。
が…ホンダが態度を軟化させている中、逆に近年では日産自動車やトヨタ自動車が徐々に使用許諾基準を厳しくしているようで、日産自動車は「首都高バトルシリーズで自社の車のカスタムカーの使用許可を出さない」「2005年のNeed for Speed:Most Wantedでライセンスそのものを出さなかった*9」、トヨタ自動車は2017年から海外のレースゲーム*10*12*13*14に過去の市販車の収録を許諾していないという事態が発生している。現時点で影響を受けているのは海外のレースゲームのみであるが、湾岸マキシでもメーカーの意向によっては今後許可が下りなくなるといった可能性も否定できない。*15*16
また、自動車メーカーと独占契約を結んでいるゲーム会社もあり、契約を結んでいるゲーム会社が権利を貸さない限り他社のレースゲームに収録できないということもある。現在ではフェラーリとマイクロソフトがこの独占契約を結んでいる。また、トヨタもグランツーリスモを製作するポリフォニーデジタルと独占契約を結んでいるが、これはトヨタ側のe-sport参入へのためであり、内容としてはトヨタ車やトヨタの名前を使って大会を開いても良いというもので車両そのものの制約はない。*17*18
他のレースゲームだけでなく湾岸マキシもこの独占契約によって一部の車両を収録できないという影響を受けている。収録できない車両としては、イシダヨシアキのフェラーリ・テスタロッサが該当する。*19*20
ちなみに、主要人物の島達也の愛車・ブラックバード(ポルシェ・911)も過去に前述のポルシェとエレクトロニック・アーツの独占契約の影響を受けて収録できない状態となっていた。*21
2016年12月末で契約が終了したことでエレクトロニック・アーツ以外のメーカーもポルシェから直接ライセンスを受けることでポルシェ車を収録することが可能となり、湾岸マキシも2018年7月に稼動した「6」で遂に収録が実現した。
ゲーム中でアザーカーとして登場する車種は、
の5種類が存在する。また、「5」のRev1.06アップデートでHIACE VAN (H200)に変わるまでは、HIACE WAGON (KZH100G)も存在していた。
トラック以外の車両は特定の車種で隠しコマンドを入力する、またはターミナルスクラッチの景品として入手できる。
くわしくは隠し車両の項目を参照。
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